ベルトを交換するの巻 その3
クーリングファンプーリーは3本の6角穴付きボルトで固定されていますので5mmのヘックスレンチを使用し3本とも外せばシムとプーリーを抜き取る事が出来ます。

ヘックスレンチはナメないようにしっかりと差し込んでから回しましょう。
クーリングファンベルトを外した図。奥にはまだプーリーの片割れが残っています。
クーリングファンベルトは9.5x776でした。
クーリングファンベルトのプーリーとシム達。どのシムがどこに入っていたかをメモします。
新品のクーリングファンベルトを取り付けます。
このとき、シムは外した時より薄い物を1枚多くして外側のプーリー、余ったシムの順序ではめ込んで3本の6角穴付きボルトを仮止めします。
ボルトの締め付けは3本の内、1本を下の位置(6時の位置)にして締め付け、手でクーリングファンを右に回転させ10時の位置にして6時の位置のボルトを締め付け、2時の位置のボルトを右に回転させ6時の位置にして締め付けます。
これを繰り返して3本のボルトを徐々に締め込んでいきます。

ボルトの締め込みは一気に締め込んではいけません。ベルトをプーリーに咬み込んでしまいベルトがダメージを受けたり、プーリーを変形させる場合もあります。
ベルトの張り具合を確認します。クーリングファンを手で回したときベルトが滑ってしまいクランクプーリーが殆ど回らない場合は、再度3本の6角穴付きボルトを外しプーリーに挟まれているシムを1枚減らします。
逆にベルトの張りが硬い場合はシムを1枚増やして張り具合を調整します。

ベルトを張り過ぎるとオルタネーターベアリングの寿命を縮める原因となりますので必ず張り具合の確認と調整を行わなくてはなりません。
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