ブレーキパッド(前)を交換するの巻 | その3 |
ダンピングプレート(俗に言うシム)をパッドから剥がします。もちろん使い回しが前提です。 ナイフなどを接着面に差し込み、ナイフのみねをハンマーで叩いてダンピングプレートを剥離します。 (カッターナイフ等は作業の途中で刃が折れて危険なので使えません…それほどチカラがかかるということ) ダンピングプレート(シム)は各ピストン毎にあるので計4枚を剥がす事になります。(--)゛ ワーニングが点灯する程パッドが減っている場合以外はダンピングプレート(シム)を剥がさないとパッドは外れません。 |
|
パッドセンサーをパッドから外します。 手順的にはパッドをキャリパーから外してからでも構わないのですが写真を撮る都合でこうなりました。 一番細いニードルノーズプライヤーでセンサーの板バネ部分をつまみ、引き抜きます。 写真の状態まで引き出せたら、あとは手で引き抜けます。 パッドセンサーはディスクで削られ中の金属部分が露出してなければ(ワーニングが点灯してなければ)再利用可能です。 板バネの引っ掛かりを外さず、いきなりマイナスドライバーなどでこじるとセンサーが割れます。新品のセンサーを取り付けるしかなくなります。注意しませう。 |
|
ぢゃぁぁぁん 外した物を全部並べてみますた。 パッドの上に乗っているのがダンピングプレート(シム)、この三度笠状の部分がピストンの穴にはまっています(わかるかな?)。 ピストン経は下側(前側)が大きいので、それに伴いダンピングプレート(シム)の三度笠も下側が大きいのです。 |
|
さぁていよいよ新品のパッドを取り付けるのですが、 焦ってはいけません。その前にちょっとやらなくてはならぬことが。 それは、新品のパッドにバッドグリスを塗るです。 パッドのベースプレート(金属部分)の側面に少量のパッドグリスをのせます。左の写真くらい。 |
|
後は均等に塗り拡げます。 絶対に付け過ぎない様に注意しましょうね。 ダンピングプレート(シム)も新品に交換する場合はパッドのバックプレートを脱脂しなくてはなりません。 |
|
ダンピングプレート(シム)をピストンにはめ込みます。 新品に交換した場合ははめ込んだ後に剥離紙を剥がしますが、はめ込む前にあらかじめ半分程剥がしておくと後の作業が楽になります。 |
|
パッドセンサーをパッドに差し込み、パッドをキャリパーに差し込みます。 クロススプリングをキャリパーの穴に取り付け、センサーハーネスのコネクターをクロススプリングに通しておきます。 !クロススプリングには裏表があるので注意 平らな面に置いて両翼が着く方がディスク側です。 |
|
力ずくでクロススプリングをラッチプレートに引っ掛けます。 写真撮影の関係で片手でやってますが、本当は両手の親指で押さないと引っかかりません。 |
|
センサーコネクターをハウジングに差し込みます。 (コネクターの肩がハウジングと面一にならないとコネクターケースが閉まらないので注意) ハーネスは元通りにクランプします。 |
|
タイヤを取り付けておしまい。 お疲れさまぁって感じ。 再塗装したラグナットが光っていて嬉しい(^^)v キャリパーとホィールが汚いのが残念(--)゛ でも人を待たせてあるので急いで片付けなくては… 左側の交換と車掃除は明日(希望的予定…予定は未定であり決定ではない)という事で本日は 終了。 |
|
!走行前の注意! 必ずエンジンを掛ける前にブレーキペダルを数回ポンピングして踏みごたえを確認する !走行中の注意! 200Km(速度ではない)程度のならし走行をしないと新品のパッドは本来の性能を発揮出来ない ならし期間中は特に高速走行からの急制動をしなくても済む運転を心掛けるべき ブレーキは重要保安部品です。 ここに記載した手順はあくまで参考です。 ご自身でのメンテナンスは自己責任で行ってください。 |
|
<<戻る | 次へ >> |
その1>その2>その3 | |
Copyright ©2002 Yu's corporation All Rights Reserved. |