ドアミラーのモーター交換 の巻
   
その3
本体から抜き取られたモーターユニット。
底面の小さなトルクスビスと嵌め合いの爪を外すとギヤーが露わに・・・
上部の嵌め合いの爪を外すとモーターを外す事が出来ます。
これがモーター単体 シャフトの回転が渋く 間違いなくモーターの故障です。

DCブラシモーターは過負荷などにより回らないと大きな電流が流れます。コントローラー(コンピューター)はその電流の状態をモニタリングし可倒回転のEND検出 即ち モーター停止を行っています。

メルセデス等ではモーターユニットに回転時にパルス発生させるセンサーを組込んでモーターの回転状況をモニタリングしている物もありました。
問題はこのウォームギアー 写真の様にラジペンでシャフトを摘まんでハンマーでラジペンを軽く叩くと途中まで抜けます。その後、ボール盤バイスに1.8mm(シャフト径が2.0mmなので)のキリをくわえシャフトを抜きます。
それが、これです。
そして、これが入手したモーター

このウォームギアーを新しいモーターに叩き込めば良いのですが、モーターのブラシ側シャフトはブラシブラケットを兼ねる樹脂ケース端面よりマイナス(へこんでいる)ので、その分(1mmほど)先程の1.8mmのキリをボール盤バイス上面より突出させた上にモーターをセットして叩き込む必要があります。さもないとモーターのコミュテーターにストレスが掛かり最悪、巻き線との接続が外れてしまう事も考えられるからです。

後は、元通りに組み付けて修理は終了

見事に左右ともミラーは復活しました。
閉じる
その1 > その2 > その3
Copyright ©2002 Yu's corporation All Rights Reserved.