ウインカーLED化 の巻
    
その1
遅れ馳せながらウィンカーをLED化しようと思います。
それに先立ち いわゆるハイフラ対策が必要です。

そこで考えたのが電子フラッシャー回路の自作。
勿論 回路設計も私のオリジナルです。
取り敢えず設計してみました。一番簡単なヤツ。
回路的に常に点滅信号が出っぱなしのもの。

実験回路にて試してみました。これでも使用上 全く問題はありませんでしたが・・・

この回路の場合 もしランプドライバーをトランジスターではなくリレーにすると、エンジンかけた直後から のべつ幕無しに カッチン カッチン 鳴りっぱなしになります。

カッチン カッチン鳴っているけどウインカーレバーを操作しなければ電球は点滅しない 変なヤツ。

トランジスターだからそんな音はしないのですが、なんか許せない感じです。
やはりウィンカーレバーが操作されてから回路が動き出して点滅信号を作るものにしたいなぁ と思いました。

で 出来上がったのが、これです。

保安基準では毎分60〜120回の点滅 となっていますので、中間を取って毎分90回ぐらいになる様にしました。

とか そんな話になると純正のフラッシャーは、どのくらいなのか気になりますよね〜。

測りました。私の964では毎分86回でした。
現場作業を簡単にする為の準備です。

ポルシェのフラッシャー周りの配線では2スケの電線を使っていますが、手持ちが1.25スケしかなかった事と場所的に60℃以下であれば許容電流的に充分との考えから1.25スケをリードとして接続しました。

当然 サイドも含め全て電球によるハザードの場合で計算していますのでLEDなら全然OKな筈です。

 (スケ:スクエアーの略 電線では断面積 平方ミリ)
ウインカー電球の口金BA15sに合うLED電球はこんなヤツ(写真左側)をチョイスしました。

(よくS25とも表記されていますが、これはガラスの形状規格です BA15口金にはS25のガラスはお約束ではありますが・・・)

本当はこんな形状(写真右側)の質実剛健なものでも良いのだけど、フロントは電球そのものが丸見えなのでファッション的にこちらにしました。
先ずはセンターコンソールのリトラクタブル リヤウイングのスイッチトリムを上に引き上げて外します。
(私の場合は電圧計に変更してあります)

次に 三連スイッチトリムを上に引っ張って外します。


この三連スイッチトリムに関してですが、配線作業を行う前に このトリムの板バネラッチが咬まされている樹脂が左右とも割れていた事が判明しました。
(簡単に壊れる構造です)
そこで2tのアクリル板を加工して二度と壊れない様に修復する作業を行いました。
純正フラッシャーリレーへのアクセスは面倒臭いのでハザードスイッチからフラッシャーリレーに電源を供給している 黒/黄 の線を切っちゃいます。この切った線を電子フラッシャーの+電源(赤)に接続

次にハザードスイッチに繋がっている 茶 の線を分岐して電子フラッシャーのグランド(黒)に接続

最後にハザードスイッチに繋がっている 黒/緑&白 の線を分岐して電子フラッシャーのOUT(白)に接続

そして動作確認! 間違いなく ちゃんと点滅しています。

それでは、いよいよLED電球へ交換します。
先ずはフロント

こんな感じになりました。
次にサイドマーカー
乳白色のキャップ付ウェッジベース球なので白が目立ちます。

クロームメッキ電球の方が格好良かったのですが、テーマはウインカーのLED化なので これでいきます。
   
   
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