エアマスセンサーの
リビルトに挑戦の巻
ポルシェの物ではありませんが、今回はホットフィルムタイプのエアフローセンサー 中でも特に "あの"エアマスセンサーと呼ばれている物です。

突然エンジンがストールする症状だったのでダイアグノシスにかけるとエアマスのエラーが記録されていました。

エラー内容は「エアマスに電源が供給されてないよ」との事
でも冷間時は普通に走行出来ます。エンジンが暖まると突然エンジンストールするので何処かの端子が熱膨張等により接触不良しているのは間違いありません。

エアマスに電源を供給しているコネクター類を全て洗浄&点検しましたが症状は同じなので試しに中古のエアマスに交換して見たところ完全に治ってしまいました。

先ず センサーAssyをエアフローハウジングから外します。
車は治って良かったのですが、どうしても気になるのが接触不良的な症状の原因!

アンプ回路が収められているフタの周りのコーキングをナイフで切り こじ開けます。
写真はギッシリと詰め込まれているシリコンコーキングを既に3分の2ほど剥がし取ったものです。

この時点で原因は解明されました(笑)
でも、せっかくここまでやったのだから全貌を見てみたいですよね!
これが全部 剥ぎ取った状態です。映像的に原因部分を分かり易くする様にもしてみました。

そうです! 左上の2つの半田が外れていたのです。

まさに、上のリードは電源ライン その下はグランドライン 
そして 半田付けし直した写真 多分これで問題なく機能する筈です。

8pinのICはLM258 TI(テキサスインスツルメンツ)のオペアンプで風量により変化する電流値を増幅しているのでしょう。

その上のD882はパワートランジスターでヒーター電流を制御しているのかな?
手近にあったシリコンコーキングを詰めました。
上からフタを押し込んで、はみ出たシリコンを拭き取れば元通り(色は違いますが)

でも動作確認は、当分の間 しないと思います(爆)
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